かつては、ネットでポチッとすれば翌日には荷物が届くのが“当たり前”だった。でも、その“当たり前”が、もうすぐ終わりを迎えるかもしれない——それが「物流2026年問題」だ。
■ 物流2026年問題ってなに?
2024年問題が「ドライバーの時間外労働の上限規制」による“人手不足”の加速を指していたのに対し、2026年問題はその先にある“構造的な限界”を突きつけてくる。
2024年4月から、トラックドライバーの時間外労働が年間960時間に制限される。これにより、輸送能力が減少し、荷物が「運べない」事態が発生する。2026年には、その影響が本格化し、物流のキャパシティが約14%不足すると予測されている。
■ 企業に求められる「義務化」とは?
2024年問題を受けて、政府は企業にも対応を求めている。たとえば…
- 荷主企業への働きかけ強化 荷待ち時間の削減や、積み下ろし作業の効率化が求められる。
- 標準的な運賃の遵守 ドライバーの待遇改善のため、適正な運賃の支払いが義務化される流れに。
- 共同配送やモーダルシフトの推進 トラックだけに頼らず、鉄道や船舶を活用する動きも加速中。
■ 私たちにできることは?
この問題、企業だけじゃなくて、私たち消費者にも関係がある。たとえば…
- 「すぐ届く」ことを当たり前と思わない 少し余裕を持って注文するだけでも、物流の負担は減る。
- まとめ買いを心がける 小口配送を減らすことで、効率的な配送が可能に。
- 再配達を減らす工夫を 置き配や宅配ボックスの活用で、再配達の手間を省けます。
■ まとめ:「便利さ」の裏にあるものを見つめ直す
“当たり前に届く”時代は、私たちの生活を豊かにしてくれました。
でも、その便利さは、現場で働く人たちの努力と犠牲の上に成り立っていたのです。
2026年問題は、そんな“当たり前”を見直すチャンスでもあります。
企業も、消費者も、社会全体で物流の未来を支えるために、今こそ行動を始めるときです。
